サクラエディタに、正規表現・DIFFを追加する
サクラエディタの「インストールパッケージ」には、正規表現モジュールが同包されています。
しかし、ZIP版(32bit,64bit)には含まれていません。
また、DIFFモジュールは、どれにも同包されていません。
今回は、「正規表現」と「DIFF」モジュールのインストール方法を解説します。
正規表現モジュール
正規表現
最初に、正規表現の機能を追加します。
なお、インストールパッケージでインストールされた場合は、最初からインストールされていますので必要ありません。
サクラエディタのZIP版をインストールされた方が対象となります。
正規表現のインストールモジュールとバージョンの確認
正規表現モジュールは、サクラエディタ本体とは別で開発されていますので、いくつかの異なるモジュールが存在するようです。
まずは、確認してみます。
インストールしたフォルダの中身を確認しても良いのですが、サクラエディタから確認出来ますので、そちらから行います。
サクラエディタを起動して、「検索」-「検索」をクリックします。
下図の赤枠の中が、インストールされているモジュール名やバージョン情報です。
インストールされていない場合は、下図のように何も表示されません。
今回は、インストールパッケージに含まれているものと同じ「bregonig.dll」をインストールする方法を解説します。
正規表現、ダウンロードとインストール
以下のサイトがトップページです。
K.Takata’s Web Page |
以下のリンクで、ダウンロードページが開きます。
正規表現ライブラリ bregonig.dll |
最新のバージョンをダウンロードしました。
「ダウンロード」フォルダにダウンロードします。
「ダウンロード」フォルダにダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
下図のファイルが表示されます。
32bit ZIP版をインストールしている人は、ここの緑の枠にある「bregonig.dll」をコピーしてください。
64bit ZIP版をインストールしている人は、「x64」フォルダをダブルクリックします。
64bit版の「bregonig.dll」を右クリックの「コピー」をクリックします。
サクラエディタをインストールしているフォルダに貼り付けます。
これで、正規表現が動作するようになります。
念のため、「検索」-「検索」をクリックします。
正規表現モジュールの名前とバージョンが表示されている事を確認します。
DIFFモジュール
DIFF
DIFFモジュールは、インストールパッケージ、ZIPパッケージのいずれにも同包されていません。
ここでは、DIFFモジュールをインストールして、DIFF(差分表示)が実行出来るようにします。
DIFFモジュールは、32bit版です。
しかし、サクラエディタの64bit版でも動作するようです。
DIFFモジュールの確認
サクラエディタを起動し、「検索」-「DIFF 差分表示」をクリックします。
比較対象ファイルを選択して「OK」をクリックします。
下図のようなエラーメッセージが表示されたら、DIFFモジュールがインストールされていません。
DIFF、ダウンロードとインストール
以下のサイトにアクセスします。
W32TeX |
画面を下にスクロールすると下図の部分が表示されますので、赤枠の部分をクリックします。
下図が表示されたら、一番下の「patch-diff-w32.zip」をクリックします。
「ダウンロード」フォルダにダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
「diff.exe」「patch.exe」を選択して、右クリックの「コピー」をクリックします。
サクラエディタのインストールフォルダに貼り付ければインストール終了です。
実際に「DIFF」を実行した結果です。
行番号が
- 緑:変更のあった行
- オレンジ:行の削除があった行
- 青:行の追加があった行
となります。
コメント